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MAY DAY(メィ・ディ) [魔女の季節便り]

月の魔女・小泉茉莉花です。

5月1日はMay Day(メイ・ディ)。
日本ではメイ・デーといえば、働く人たちのための祭典として知られていますが、
もともとはヨーロッパの春を迎え、その一年の豊作を祈るお祭りを起源としています。
同時にメイ・ディは、花の女神フローラを讃える花祭りの日でもあります。
メイ・デーのシンボルはメイポール。
この日、人々は、そのてっぺんを花や葉っぱできれいに飾り付けた丈夫な木(ポール)を
町の広場に立てて、そのまわりを歌ったり、踊ったりの陽気な祭典を行います。
天にむかってまっすぐのびる木は強い生命力と神秘の象徴です。

魔女たちにとって、5月の露は魔法の薬。
魔女たちお得意の媚薬作りには、なくてはならないものなのです。
特に、5月1日の朝露と5月の三日月の晩(2011年は5日ですね)の露が
一番効果があるのだとか。

5月祭のシンボルフラワーはさんざし。
あまりなじみのない花ですが、ヨーロッパでは魔法の中に頻繁に登場します。
そのさんざしの花を5月1日に十字路のどこかにかけておくと、
早朝その枝がむいている方角から未来のだんな様があらわれるというジンクスも。
小枝がなくなっちゃった場合は時期尚早ってこと。

また、5月1日は男性にとっても特別な日。
5月1日のまだ夜があけきらぬ夜中に、若い男性は、
自分が愛する女性の家をたずねて、その家の戸口に若枝をたてかけたり、
窓にさしたりして、求愛する風習がヨーロッパにはあったのだとか。

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ワルプルギスの夜 [魔女の季節便り]

こんにちは太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

4月30日は魔女たちにとってとても大切な日。
正確に言うなら4月30日の晩、「ワルプルギスの夜」と呼ばれるお祭りがあるのです。
魔女のサバト(祝祭)であるメイ・デイの、いってみれば前夜祭であり、
すなわちメイ・イブに行われるお祭りです。
(メイ・デイについては、明日、月の魔女=小泉茉莉花が記事をアップします)

この「ワルプルギスの夜」を題材にとったのが、ゲーテの『ファウスト』。
この晩、ブロッケン山にドイツ中の魔女たちが集合し、
ほうきや杖、火かき棒を振り回し、
オス山羊に乗って飛び回り、悪魔と踊り狂い、
鬼火が火花となって飛び散っていくさまが描かれています。

また一説によれば、魔術封じをする聖人ワルプルガの日が5月1日であり、
それに対抗するために5月1日の前夜である4月30日の晩、
魔女たちがサバトを行った、とも。

しかし、本来の「ワルプルギスの夜」は、
決して魔女たちが悪魔とバカ騒ぎするものではありません。
そもそもの起源はケルト民族にあると言われていて、
春を迎え、夏の豊かな実りを祈る聖なる儀式が行われる日。
ヨーロッパにキリスト教を広めていくプロセスの中で
異教の風習を排除するために、
魔女たちの儀式であるとみなされるようになったのです。

「ワルプルギスの夜」には山の上でかがり火を焚き、
お祭りは夜通し続きます。
南ドイツの田舎では若者たちが悪ふざけをする風習があり、
隣人の庭にいたずらをしたり、物を隠したり、落書きをするのだとか。
スウェーデンでは、夏至祭やユール(冬至)と並ぶ大事な日であり、
エストニアでは夜通し屋外で飲んでパーティーをし、春の到来を祝うそうです。






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イースター [魔女の季節便り]

月の魔女・小泉茉莉花です。

イースターは移動祝日。
春分の日の満月の次の日曜日がイースター。
今年は4月23日です。
イースターの語源は春とあけぼのの女神エオストル。
イースターのシンボルは卵とうさぎ。
卵については前回ご紹介したのでそちらをご覧くださいませ。
というわけで、きょうはもうひとつのシンボルうさぎのお話。
ヨーロッパやアメリカではペインティングエッグ(彩色卵)はうさぎが運んでくるといわれていました。
また、ゲルマンではうさぎは大地の女神を春へと先導する動物といわれています。
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イースターの朝は忙しい。
まずは太陽が昇らないうちに、冷たい小川の水で顔を洗うといつまでも
健康で若々しくいられるといわれています。
水を汲むときはひとこともしゃべらないこと、東をむいて汲むことが大事。

イースターの朝にお湯をわかすと、泡の中に未来のだんな様の頭文字があらわれるというジンクスも。

イースターの日に友達にあんでもらった黄色いガーター(左足用)を身につけると
その年が終わるまでにウェディングベルをならせるというジンクスもあります。

どれも、なかなか難しそうだけど、よろしければお試しを。

写真はドイツのイースターバニーのチョコレート。



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春分の日 [魔女の季節便り]

月の魔女・小泉茉莉花です。

3月21日は春分の日。
星占いは牡羊座から始まっていますが、
春分の日に、牡羊座の0度に太陽が入宮します。
そのときのホロスコープを春分図といい、そのホロスコープを使って、
一年の運勢を占います。
春分の日は星占いでいうお正月。
ここから新しい一年がスタートします。
                       

2011年の元旦、旧暦のお正月、どちらも自分にとってのスタート地点にしそこなった
あなたは、この日から新しい事を始めてみてはいかがでしょう。

また、春分と秋分の前後3日の7日間をお彼岸とよんで、
ご先祖様を供養するためにお墓参りにいったり、仏壇にお供えものをしたりします。
なぜ、お彼岸というかというと、春分と秋分の日は太陽が真西に沈みます。
仏教ではあの世(彼岸)は西にあるので、この時期は
彼岸が近くなると考えられているからなのだそうです。

ちなみに有名な与謝蕪村の「菜の花や月は東に日は西に」
この句はちょうど春分のこの頃を詠んだもの
ではないかといわれているのだそう。

春分の日の夕暮、是非空をみあげてみてください!

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桜の季節はもうすぐそこまできています。




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桃の節句(雛まつり) [魔女の季節便り]

月の魔女・小泉茉莉花です。

3月3日はひなまつり。女の子の健康と幸せを祈る行事です。
                            
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ひなまつりの別名は桃の節句。
この日、お雛様には白酒、ひなあられ、ひしもち、そして桃の花をおそなえします。

ユートピア(平和で理想的な世界)のことを桃源郷といいます。
そこは桃の花が一面に咲き乱れる美しい世界。
やさしく愛らしいイメージのある桃の花ですが、
実は悪を追い払う強烈なパワーを秘めています。
古来より、桃の花は繁殖力が強く、陽性の植物であることから、
邪気を払うとされてきました。
また、桃の実の中にある固い核が子宮に似ていることから、
女性を象徴する花ともいわれています。
お雛様をもってないあなたは、桃の花だけでも飾ることをおすすめします。

雛まつりには、ひなあられ、ひしもち、白酒でお祝いしますが、
この日にはまぐりを食べると夫婦・恋人の仲がうまくいくそう。
また、草もちを食べるのも厄除け効果あり。
よもぎを摘んで、モチ米にまぜてついた手作りの草餅なら効果絶大です。

ちなみに、お雛様は一夜飾りはよくないといわれ、
さらにいつまでも飾っておくのもよくないとされていますので
雛祭りがおわったらすぐに片づけましょう。




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ST .Valentine Day [魔女の季節便り]

月の魔女・小泉茉莉花です。

2月14日はバレンタインディ。
                          
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もともと2月14日は聖バレンタイン殉教の日。
聖バレンタインとは3世紀初頭の人格高潔なキリスト教徒で、人望も非常に厚かったのですが、
2月14日異教徒の迫害を受けてこの世を去りました。
それから人々はこの日を聖バレンタインディの日として、
敬虔な祈りを捧げるようになったのだそう。
このバレンタインの話と2月14日は小鳥たちが愛を語りあうという伝説が重なって
今のような形になったのだそう。
日本では女性から男性にチョコレートを贈る日ですが、
これにはチョコレートメーカーの企業努力があったようで。
アメリカでは男性から女性にプレゼントを贈る日なんだそう。

バレンタインのジンクスをひとつご紹介。
バレンタインの夜、月桂樹の葉2枚に香水をふりかけ、枕の下にいれて眠ると
夢の中であえるのだそう。
愛する人と遠く離れていたり、片思いだったりするあなたは、是非お試しを。

バレンタインディに素敵な恋をキャッチできますように、月の女神にお祈りしています!


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節分  [魔女の季節便り]

月の魔女・小泉茉莉花です。

2月3日は節分。
節分は季節の分かれ目のこと。
現在では立春の前の日だけが節分として、行事がおこなわれていますが、
本来は立春、立夏、立秋、立冬すべての前の日が節分です。
でも、立春の前の節分が旧暦で特に、重要視されていたのでこの日だけ
今でも節分と呼ばれているのだそう。
今年は卯年ですが、正確には節分立春以降の生まれの人が卯年とういことになります。
十二支占いなどを見る方はご注意を。

今年は2月3日が新月で旧暦のお正月にあたります。
太陽暦の1月1日から何かを始められなかったあなたは
この日から始めるのがぴったりといえそう。

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節分の行事といえば、豆まきですが、最近では関西発祥の恵方巻を食べることのほうが
豆まきを上回ったのだそう。
恵方巻とは、その年の恵方(その年の歳神さまがいらっしゃる方向)をむいて
願いごとを心の中でとなえながら無言で
恵方巻を一本食べるというもの。
無言なのはしゃべると福が逃げるからだそうで、
丸かじりなのは包丁できると福縁がきれるからだそう。
健康や商売繁盛を願っておこなわれます。
どこどこの由緒ある寺で祈願してもらったのりを使ってますなんて広告がでているのを
みると、思わず買いたくなりますよね。
ちなみに、今年の恵方は南南東だそう。
みなさまも是非トライしてみてください。

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大みそか [魔女の季節便り]

月の魔女・小泉茉莉花です。

今年もきょうでおしまい。
一年がすぎるのはあっという間。
一年が長いと感じるのは若者で、あっという間というのは年をとった証拠なのだとか。。。

大みそかといえば、年越しそば。
おそばは長いので寿命がのびる、運がよくなるというジンクスが。
切れやすいので一年の災いを断ち切るという意味もあるのだとか。

そして、一年の締めくくりは除夜の鐘。
除夜の鐘が108回なのはそれが人間の煩悩の数で、
煩悩を取り除くためなのだそう。
大みそかからでかけて、年があけて深夜1日に2度おまいりすることを2年参りといい
2年分のご利益があるのだとか。
今年は寒波襲来で寒いみたいですから、2年まいりにいかれる皆様は防寒をしっかりと。

                       
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年があけると太陽と月の魔女ブログも3年目に突入します。
今年も一年間、ご愛読ありがとうございました!
来年もよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。

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Christmas Eve(クリスマス・イブ) [魔女の季節便り]

Merry Christmas!
月の魔女・小泉茉莉花です。

きょうはクリスマスイブ。
月の魔女が、22日の夜にクリスマスプレゼントを買いにいったところ、もう売り場はすかすかで、
早々、クリスマスケーキの受け渡しをしていました。
??? まだ22日で、クリスマスは週末ですが???
きっと22日が翌日が休みということもあって、クリスマスパーティをかねた忘年会で、
23日の休日は、お家クリスマスだったんでしょうね。
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それはさておき、11月の待降節以来、着々と準備を積み重ねてきた人々にとって、
クリスマス・イブは待ちに待ったお楽しみの日。
中世では、クリスマス・イブからトゥエルブス・ナイトまでたっぷり12日間クリスマスを
楽しんだそうですが、今では2日間だけになってしまいました。
なので、2日間、思い切り楽しまないと損。
クリスマスをよりハッピーにすごすためにクリスマスにラッキーをよぶものをお教えしましょう。

クリスマスのラッキーナンバーは12.
12本のキャンドル、12種類のごちそう、12回の乾杯・・・・

クリスマスのラッキータイムは昼と夜の12時。

クリスマスのラッキーカラーは赤・白・緑。
緑はクリスマス・ツリー、常緑樹の色。
白はホワイト・クリスマスの雪の色。
赤は諸説あって、サンタの衣装、暖炉の炎、キリストの血の色など。

クリスマスのラッキーフポプリはその名もズバリ、クリスマスポプリ。
乳香と没薬の入っているポプリです。
乳香も没薬も神聖な香り。
特に、没薬には恋を呼ぶ力があるのだそう。

クリスマスのラッキーアイテムをとりいれて、楽しいクリスマスをおすごしください!


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冬至 [魔女の季節便り]

こんにちは太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

12月22日は冬至の日。
太陽の力が1年中でいちばん弱まり、最も日が短い日。
そして冬至の日を境に、太陽は力を持ち直し、
1日1日と日が長くなっていきます。
まさに太陽の復活です。

この冬至の日には
何か新しいことを始めると順調に進展していくといわれています。
それというのも復活した太陽のエネルギーを身につけることができるから。
願いを叶えたいのなら
ぜひ冬至のこの日に行動を起こしましょう。

また、冬至の日にはやるべきことがあります。
ユズ湯に入ることが、それ。
ユズは体を温めてくれ、皮膚をすべすべにしてくれます。
そして風邪などの病気を寄せ付けない体にしてくれるのです。

もうひとつ、カボチャをいただくことも忘れてはいけません。
カボチャには体内でビタミンAとなるカロテンがたっぷり含まれています。
これから訪れる寒さに立ち向かうために栄養補給をするというわけですね。

一方、中国では冬至の日に餃子を食べる習慣があるとか。
中国南部では餃子ではなく、湯圓というお団子をいただくそうです。
そしてヨーロッパでは、冬至はほぼクリスマス。
ゲルマン民族は冬至をユールと呼び、
1年の区切りの日として祝いました。

そう、冬至は太陽の死と復活の日であり、
1年の終わりと始まりの日。

新しい1年に太陽の恵みがありますように!



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