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魔女のハーブ 第37回 リンデン [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第37回は、リンデン。

s-リンデン.jpg



ヨーロッパが原産で、
ボダイジュ、セイヨウナシノキという別名を持ちます。

花、花の付け根に出てくる葉・苞葉、そして木を利用します。
とくにプロペラのような苞葉がついた花をお茶として使いうリンデンフラワーティーは
鎮静、鎮痙作用があり、
そのため不眠症や片頭痛によいといわれています。
また発汗を促し、風邪を引いたときに利用するといいそう。
さらに消化促進作用もあるのだとか。

木の部分には浄化作用があり、
体内の老廃物を排出させる力を持っています。
花は6月頃に咲いたらすぐに収穫し、
素早く乾燥させることが大切だそうです。

ボダイジュというと、
お釈迦様が悟りを開いたといわれる菩提樹が思い浮かびますが、
この菩提樹はクワ科の植物。
今回ご紹介しているボダイジュはシナノキ科で、
同じ音ですが、ふたつは別のものです。

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魔女のハーブ 第36回 サンショウ [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第36回は、サンショウ。

s-サンショウ.jpg


ミカン科サンショウ属。
日本や朝鮮半島南部を原産地とする和ハーブです。
低山の湿っている林などに自生しています。

古くから日本人の食事に登場し、
縄文時代の土器からサンショウの実が発見されたり、
古事記にもサンショウが登場するのだとか。
古名は「はじかみ」。

芽、葉、つぼみ、花、果実とほとんどの部位が利用され、
とくに若い芽は”木の芽“と呼ばれて、お吸い物などに使われます。
魚の臭み消をし、胃腸の調子を整え、丈夫にする働きがあります。
また辛み成分であるサンショオールには、大脳に作用し、
内臓の働きを活性化させるのだそう。
すりこぎ棒にサンショウの幹を使うことがありますが、
これもサンショウの薬効を期待してのことだと言われています。

ちなみに中国料理で麻婆豆腐などによく使われるサンショウは
カホクサンショウといい、
ここでご紹介しているサンショウとは別物です。


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魔女のハーブ 第35回 タラゴン [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第35回は、タラゴン。

s-フレンチタラゴン.jpg


タラゴンには、フレンチタラゴンとロシアンタラゴンの2品種があります。
今回とりあげるのは、フレンチタラゴン。
ロシアンタラゴンは1m以上にもなりますが、香りが劣り、
料理に使われることはほとんどないのだとか。
一方のフレンチタラゴンはフランス料理に欠かせないハーブ。
エスカルゴ、鶏肉、卵、魚、スープなどに使われたり、ハーブバターに練り込んだりします。

乾燥すると香りがなくなってしまうので、フレッシュで使います。
また冷凍したり、酢やオイルに付け込んで保存することが多いよう。

ハーブティーとしても利用され、リラックス効果が高いと言われています。
消火促進、食欲増進の作用も。

アニスによく似た甘い香りを持つキク科の多年草。
原産地は中央アジア、ヨーロッパ東部。


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魔女のハーブ 第34回 フィーバーフュー [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第34回は、フィーバーフュー。

フィーバーフュー.jpg



西アジア、ヨーロッパ島南部が原産の多年草。
別名マトリカリア、和名はナツシロギク。
学名parthenium、つまり乙女という意味のラテン語に由来しています。
というのもその昔、
若い女性がなりやすいヒステリック症状を鎮める効果があると言われていたから。

フィーバーフューfeverfewという名は、
ラテン語のfegris(fever=熱)、fugare(to drive away=追い出す)という言葉を組み合わせたもの。
その名の通り、解熱によく効くそうです。
また強壮、のどの痛み、生理痛、関節痛、片頭痛などの治療や予防に用いられています。
さらに度数の強いアルコールに漬け、成分を抽出したチンキは
虫よけや、シミそばかす対策の化粧品として用いられるのだとか。

古代ギリシアの哲学者プルタークの著書には
学名であるpartheniumのそもそもの由来は、
パルテノン神殿から落下した労働者にこのハーブを使ったところ、
彼の命は助かった、という出来事からだとも。

愛らしい小さな白い花をたくさん咲かせるので、観賞用にもおすすめ。
ただし、子供、妊婦、キク科アレルギーの方、血液抗凝固剤を服用中の方は避けてくださいね。


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魔女のハーブ 第33回 レモンバーム [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第33回は、レモンバーム。

s-レモンバーム.jpg


学名メリッサ、和名はセイヨウヤマハッカ。
ミツバチがよく来るので、ビーバームとも呼ばれています。
またメリッサとはギリシア語由来の名で、蜂を意味しています。

ヨーロッパ南部が原産の、シソ科多年草です。
紀元前から栽培されていたほど古くから親しまれてきました。
その名の通り、レモンに似た香りがあり、
けれどレモンのような酸味はありません。
花の咲き始めが最も薫り高いといわれています。

ハーブティーにすると、神経の安静、消化促進、血圧降下などの作用があり、
発汗作用もあるため、風の引き初めにもよいそうです。
生の葉には殺菌効果や鎮痛作用が。

ベルギーやオランダでは、ニシン、ウナギなどの酢漬けを作るときに使われていますが、
他にもドレッシングやスープ、オムレツに入れたり、
ゼリーやアイスクリームなどに添えたりと、
とても使い勝手のいいハーブです。



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魔女のハーブ 第32回 ルバーブ [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第31回は、ルバーブ。和名は食用大黄(だいおう)。

s-ルバーブ.jpg


シベリア南部が原産の、タデ科の多年草です。
19世紀ごろからヨーロッパで広まり、明治時代に日本に入ってきました。
長野県に西洋野菜として取り入れられたのが始まりのよう。
一説によると、大正時代の頃に外国人宣教師が、
肉食の多い自分たちのために持ち込んだともいわれています。

葉柄の部分を食用として利用します。
葉柄とは、葉っぱと茎をつなげる部分。
食物繊維、カリウム、カルシウム、ビタミンCが豊富です。
野菜でありながらフルーティな香りと、さわやかな酸味があり、
ジャムやプリン、タルトの中身などに利用されています。

整腸作用、利尿作用があるといわれています。
葉の部分はシュウ酸が非常に多いので、食用にはしません。

妊娠中の人や、腎臓、尿路結石、関節炎などの持病がある人は
使わないようにしてくださいね。


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魔女のハーブ 第31回 マリーゴールド [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第31回は、マリーゴールド。別名キンセンカ、カレンデュラ。

マリーゴールド.jpeg


ヨーロッパ南部や地中海が原産地。
メキシコという説もありますが…。
ハーブとしては、花を利用します。

古代ギリシア、ローマ時代から今に至るまで使われ続けてきた
長い歴史を持つハーブです。
現在は花弁を積んで乾燥させ、ハーブティとして利用されることが多いようですが、
収斂作用があり、殺菌、消炎の効果もあるため、
傷や炎症に効く軟膏として使われてもいます。
美容にもよいのだとか。

また生のまま利用することも。
サラダの彩に使ったり、チーズやスープ、コメ料理の色付けにも。
その黄色い色は、高価なサフランの代用となるのです。

聖母マリアに捧げられた花・マリーゴールドは
『太陽と月の魔女カード』の1枚にも登場しています。

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明るく前向きな心を意味するカードです。

妊娠中の方は服用を避けてくださいね。


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魔女のハーブ 第30回 リンデン [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第30回は、リンデン。別名ボダイジュ(菩提樹)。

s-リンデン.jpg


原産地はヨーロッパ。
菩提樹として親しまれているハーブですが、
お釈迦様がその木の下で悟りを開いたという逸話の菩提樹とは
また別の種類。
そちらはクワ科のインドボダイジュ。
今回、ご紹介するのはシナノキ科です。

花、茎、木部を利用します。
とくに花で作られるハーブティーは鎮静効果があり、
不眠症や片頭痛に聞くと言われています。
さらに消化促進、発汗作用などがあるため、
風邪の引き始めに飲むといいのだそう。
就寝前にもおすすめで、深く良質な眠りを得られるとか。

木部には浄化作用があるため、
体内にたまった老廃物を押し出してくれる力も持っています。

夏に花をつけますが、
その甘い香りに誘われてミツバチがやってきて花蜜を吸い、
たいへん質のいいのハチミツがとれるのだそうです。

冬に植え付け、夏に花を収穫するハーブです。


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魔女のハーブ 第29回 ローズヒップ [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第29回は、ローズヒップ。

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ヨーロッパからアジアにかけての北半球が原産地。

ローズヒップとは、バラの実のこと。
バラとひと口に言ってもさまざまな品種がありますが、
どんなバラでも必ず実をつけますから、
それがすなわちローズヒップ。
中でもドッグローズという種類のバラの実をハーブとして使うことが多いようです。
その昔、ギリシア・ローマ時代には狂犬病に効果を発揮すると信じられたことから
ドッグローズと名付けられたのだとか。
また18~19世紀には実際に狂犬病治療にも使っていたと言われます。

「ビタミンCの爆弾」と呼ばれるほどビタミンCが豊富で、
その含有量は植物の中でも一番多く、レモンの20倍とか!

ローズヒップにはビタミンCのほかにも
ビタミンA、ビタミンE、ビタミンPなどがたくさん含まれ、
摂取すると美肌作りに役立つそう。

またティリロサイドというポリフェノールも含まれていて、
皮下脂肪、内臓脂肪ともに燃焼を促してくれると言います。

ハイビスカス、あるいはローゼルとブレンドして、
ハーブティとして飲むのが一般的。
ローズヒップのオイルには保湿効果があるため、
化粧品、スキンケア用品に使うことも多いようです。

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魔女のハーブ 第28回 サフラン [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第28回は、サフラン。

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小アジアから地中海沿岸にかけてが原産地の多年草。
クロッカスの花に似ていますが、それもそのはず、
正真正銘、クロッカスの仲間。
サフランクロッカスという別名も持っています。
発汗、健胃、通経、鎮痛の効果があり、
古くから薬用として使われてきました。

ハーブとしては、雌しべを使います。
秋、花が開いたらその直後、朝霧が降る前に花を手で摘み取って
雌しべを取り出し、乾燥させます。
3万の花からわずかに100グラムしか採れないのだそうで、
値段が高いのも道理!
ハーブの中では最も高価なんだとか。

また、その鮮やかな黄色い色や、独特の風味があることから、
魚介類料理、米料理によく合うため、
ブイヤベース、パエリアなどに使われています。
油には溶けないため、少量のぬるま湯に浸して、色と香りが出てから
その溶液を材料に加えます。
地中海沿岸でよく利用されているハーブと考えていいでしょう。


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