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太陽と月の神話177  炎帝の功績(中国) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回は中国に伝わる太陽神の神話をお伝えしましょう。

中国の原初の神は「三皇」。
3人の帝王という意味ですが、帝王とは神様のことを指します。
そのうちの神農は火徳を持っていたため
炎帝と呼ばれていました。
火徳とは、太陽の熱のことであり、
炎帝はすなわち太陽神なのです。

炎帝はすべての生きとし生けるものに必要な熱を出し続けました。
と同時に人々が飢えないようにと、
穀物の栽培方法を教えたのです。
こうして人類は農業を獲得し、飢えから救われたということです。

また生活必需品を手に入れるのに手間暇がかかるので
その面倒さから人々を救おうと
市場を開くことを教えたとも伝えられています。

さらに市場のオープン時間とクローズする時間とを設定しました。
つまり太陽が天の真ん中に届いたときに市場を開き、
太陽が傾きだしたら市場を閉じる、ということです。
こうすることで人々は一日中市場にいる必要がなくなり、
市場が閉じている時間帯は農業に専念できるようになったのだとか。


参考:「太陽と月の神話」森村宗冬著(新紀元社)





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