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太陽と月の神話 162  肌が黒くなったわけ(アフリカ・ヤオ族) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回はアフリカのヤオ族に伝わる太陽にまつわるお話です。

ヤオ族は、アフリカ大陸のモザンビーク北部、タンザニア南部、
それにマラウィに住んでいます。
彼らの肌が黒い理由が、以下のような神話として伝えられています。

遠い遠い昔のこと。
創造神ムルングが太陽と月と星をつくり、
さらに天地を生み出しました。
山や海、川、動物、植物などが生まれ、
最後には人間を創造したのです。

そのうちに太陽は、創造神ムルングに激しいライバル意識を持つようになり
すさまじい熱と光とで地面を照らし出しました。
大地はカラカラに乾き、水も枯れ果て、
そのすさまじい熱気と暑さに、人々はバタバタと死んでいきました…。

死者の魂たちは、創造神ムルングに
「人間が全滅する前に、どうか雨を降らせてください」と懇願しました。
ムルングはその訴えにこたえ、
天の大水瓶をひっくり返して、雨を降らせてくれました。
その大雨により、人間は生き延びることができたのですが、
太陽の熱に焼かれたため、肌が焼け焦げ、黒くなったということです。


参考:『太陽と月の伝説』森村宗冬(新紀元社)




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