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太陽と月の神話151 太陽が月を追いかける!(ハンガリー・ロマ族) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今日は、ロマ(ジプシー)族に伝わる太陽にまつわる伝説です。

ロマ族は北部インド発生の人々であり、
いまでこそヨーロッパ各地に定着していますが、
かつては流浪の民などと呼ばれ、
ヨーロッパ各地を転々と渡り歩いていました。。
その中でもハンガリーのロマたちの間には、こんな話が伝わっています。

ロマのリーダーであるチェンという男性は、
まじない師のちょっとした間違いによって、
自分の妹であるグィンと結婚させられてしまいました。
その結果、ロマたちは放浪しなくてはならなくなったというのです。
それゆえロマは”チェン・グィン”と呼ばれるようになったのだとか。

さて、このチェンという男性は、実は太陽のこと。
そして妹グィンは月。
太陽は、妹である月を誘惑し続け、なんとしても我がものにしようと
どんなときでも月のあとを追いかけ回し、永遠に放浪させられているというのです。

いかがでしょう?
多少の違いはあったにしても、
最初の話は、2番目の話があったからこそ生まれたストーリーだとは思いませんか?



参考:「ジプシーの魔術と占い」チャールズ・G・リーランド著/木内信敬訳(国文社)


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