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魔女コレクション 30  薬草魔女 [魔女コレクション]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

小泉茉莉花とマリィ・プリマヴェラは太陽と月の魔女と名乗っているので、
只今魔女修行中です。
というわけで、「魔女!」という言葉にとても敏感。
映画・小説・グッズ、そして魔女のお話など
太陽と月の魔女がみつけた魔女にまつわるものを
ブログ【太陽と月の魔女】でご紹介していきたいと思います。
今回、ご紹介するのは、薬草魔女のこと。

太陽と月の魔女は、
魔女学の師匠である西村佑子先生のセミナーでお勉強しています。
今期は「薬草物語」というタイトルで、ドイツの薬草についてのお勉強。
そこで西村先生が教えてくださったのが、現代の魔女ガブリエレ・ビッケルです。

ビッケルさんは、ドイツの女性。
ハーブのお店を持ち、ハーブについての本を何冊も出版していますが、
そもそもは薬局の助手でした。
その後、ハーブやスパイスについて勉強し、
1993年ドイツ南西部、フランス国境に近いシュテルネンフェルスという町に
薬草ショップを開きました。
もちろん今もそのショップは営業しています。

ショップを開いているだけではありません。
ビッケルさんは、裏の山で薬草ツアーを主催しています。
西村先生もこのツアーに参加なさったそうですが、
裏山を歩き始めると、ビッケルさんはひょいと足元の草を摘み、
「これ、なんだか、わかる?」と聞くんですって。
そしてその草が薬草だと説明すると、また歩き始め、
ものの数メートルと歩かないうちに、
また草を摘み、「これは?」と。
山には薬草があれもこれも、いたるところに生えているのです。
そしてビッケルさんはその薬草を次々と紹介してくれる。
これがビッケルさんの薬草ツアーなんですって。

さて、ビッケルさんはなぜ「薬草魔女」と名乗るのか。

日本でもそうだったと思うのですが、
ヨーロッパでも女性は生きる知恵を蓄えていました。
たとえば子供の熱がでたときには○○したらいい、
お腹がいたいなら△△をしなさい、というふうな知恵です。
そう、一時期、おばあさんの知恵袋的な本が流行りましたが、
まさにそんなふうなこと。
そういった知恵をたくさん持った女性を
ヨーロッパでは「賢い女」と呼んでいました。

賢い女たちは、病気のときの手助けとして薬草の知識を持っているだけでなく、
お産婆さんだったりもし、占いも予言もし、呪術だって心得ていたのです。

ところが中世から近代にかけて、
賢い女は社会から排除されたのです、「魔女」として。
そう、悪~い女としてね。

だってね、薬草を駆使して病気を治してしまえば
製薬会社はいらなくなっちゃうでしょ。
呪術なんかで病気を治そうというのならば
病院や近代医学も不要でしょ。
他にも理由もあるのだけれど、
要するに賢い女は社会的に抹殺されたのです。

しかし薬草の知識は捨て置けないものです。
現代の女性ビッケルさんはそれを掘り起こしました。
だから薬草魔女。

IMG_0579.jpg


ビッケルさんの著書に「薬草魔女のナチュラルライフ」があります。
いつ、どこで手に入れたのか失念してしまったのですが、
太陽の魔女マリィの本棚にはこの本がちんまり納まり、
時折、手にとっては開いて、キレイな写真を眺めたり、
ハーブの効用を調べたりしています。

ビッケルさんがすすめるようなハーブガーデンは
とても作れはしないけれど、
薬草魔女にもとてもなれないと思うけど、
ビッケルさんの本にはマネしたい知恵がいっぱいです。

[ぴかぴか(新しい)]『薬草魔女のナチュラルライフ』ガブリエレ・ビッケル著  東京堂出版

[ぴかぴか(新しい)]ビッケルさんのHP  http://www.kraeuterhexe-galerie.de/



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