太陽と月の神話 13 太陽を射た神・羿(げい) [太陽と月の神話]
【ミドサマー(夏至)のお茶会】のお知らせ
6月19日(日)、太陽と月の魔女は【ミドサマーのお茶会】を開きます。
ミドサマー(夏至)は一年で一番昼が長くなる日。
一年で一番太陽の力が強くなる日です。
そのミドサマーを
都内のホテルで美味しいアフタヌーンティをいただきながら
皆様とご一緒に祝いましょう。
詳しくは『ミドサマー(夏至)のお茶会のお知らせ』をご覧ください。
………………………………………………………
こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
昨日、月の魔女が中国の月の女神・嫦娥(じょうが)をご紹介しましたが、
今日は嫦娥(じょうが)の夫・羿(げい)が活躍する太陽の神話をお話しましょう。
堯(ぎょう)という王が国を治めていた頃の話です。
ある日、突然、空に太陽がふたつあらわれました。
すると見る間にまたひとつ、またひとつと太陽が増えていき、
しまいには空に10の太陽が並んでしまったのです。
10の太陽はジリジリと地上を焼き照らし、
まさに灼熱の焼土と化してしまいました。
そのため草木は枯れ、けものは倒れ、
人間の命さえ危ぶまれてしまうほど。
堯(ぎょう)王は困り果て、天の神に助けを求めました。
神はその願いを聞き入れ、
嫦娥(じょうが)の夫・羿(げい)という神を地上に遣わしました。
羿(げい)は弓矢の名手。
天の神から授かった赤い弓と白い矢とを手に
意気揚々と地上へと姿を現したのです。
そして赤い弓に白い矢をつがえ、ひとつめの太陽を射ました。
すると太陽は砕け、金色の羽を持つ3本足のカラスが落ちてきたのです。
このカラスこそ、太陽の精。
それを知った残り9つの太陽は、ブルブルと震え出しました。
羿(げい)は次々と矢をつがえ、太陽を射落とします。
そのたびに金色の羽の3本足のカラスが落ちてきました。
こうして9本の矢を射て、9つの太陽を落とした結果、
今、私たちが知っているように、太陽はひとつだけ残ったのです。
6月19日(日)、太陽と月の魔女は【ミドサマーのお茶会】を開きます。
ミドサマー(夏至)は一年で一番昼が長くなる日。
一年で一番太陽の力が強くなる日です。
そのミドサマーを
都内のホテルで美味しいアフタヌーンティをいただきながら
皆様とご一緒に祝いましょう。
詳しくは『ミドサマー(夏至)のお茶会のお知らせ』をご覧ください。
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こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
昨日、月の魔女が中国の月の女神・嫦娥(じょうが)をご紹介しましたが、
今日は嫦娥(じょうが)の夫・羿(げい)が活躍する太陽の神話をお話しましょう。
堯(ぎょう)という王が国を治めていた頃の話です。
ある日、突然、空に太陽がふたつあらわれました。
すると見る間にまたひとつ、またひとつと太陽が増えていき、
しまいには空に10の太陽が並んでしまったのです。
10の太陽はジリジリと地上を焼き照らし、
まさに灼熱の焼土と化してしまいました。
そのため草木は枯れ、けものは倒れ、
人間の命さえ危ぶまれてしまうほど。
堯(ぎょう)王は困り果て、天の神に助けを求めました。
神はその願いを聞き入れ、
嫦娥(じょうが)の夫・羿(げい)という神を地上に遣わしました。
羿(げい)は弓矢の名手。
天の神から授かった赤い弓と白い矢とを手に
意気揚々と地上へと姿を現したのです。
そして赤い弓に白い矢をつがえ、ひとつめの太陽を射ました。
すると太陽は砕け、金色の羽を持つ3本足のカラスが落ちてきたのです。
このカラスこそ、太陽の精。
それを知った残り9つの太陽は、ブルブルと震え出しました。
羿(げい)は次々と矢をつがえ、太陽を射落とします。
そのたびに金色の羽の3本足のカラスが落ちてきました。
こうして9本の矢を射て、9つの太陽を落とした結果、
今、私たちが知っているように、太陽はひとつだけ残ったのです。
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