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太陽と月の神話3 月読命 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
前回、太陽の魔女が天照大御神の神話をご紹介したので、
きょうは、その弟、月読命の神話をご紹介します。

天照大御神と並んで、天を支配するように命じられた月読命。
二人の神様は仲良く天をおさめていました。

あるとき、天照大御神は月読命に、
「下界にウケモチの神という神様がいるそうですから、
その神様の様子をたずねてきてください」と命じました。
ウケモチの神というのは豊穣の神で穀物を司っている神様です。

天上から、月読命がわざわざたずねてきてくれたのでウケモチの神は大喜び。
口からいろいろな食物をはきだし、きれいな器に飾って盛大にもてなしました。
それを見て、月読命はびっくりしてしまいます。
「口からはきだしたものを、人にたべさせようとするとはなんと汚い奴だ」と
カンカンに怒り、とうとうウケモチの神を殺してしまったのでした。

月読命は天上に帰り、このことを天照大御神に報告しました。
豊穣の神ウケモチを殺したと知って、天照大御神は怒りだし、
「あなたのような悪い神とはもう顔をあわせたくありません」と
月読命に言い渡したのでした。

月読命は天照大御神の住む天上から遠く離れた夜の食国(おすくに、神の治める国)に追放され、
このときから、太陽と月は昼と夜というように別々にでるようになりました。
2度と顔をあわせることがない太陽と月が,
ときとして、同じ空にうかんでいるのは、追放されても、
姉である天照大御神を慕い続ける月読命がこっそり会いにいこうとするからなのかもしれませんね。


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