太陽と月の神話 １ 月の女神アルテミス

月の魔女・小泉茉莉花です。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
１回目は月にまつわるお話。
月の女神アルテミスのお話（ギリシャ神話）です。

銀の馬にひかれた銀の馬車にのって夜空をかけぬけていく
月の女神アルテミスは太陽神アポロンの妹。
銀の弓矢をもつ狩猟の女神でもあります。

アルテミスは異母姉妹であるアテナを敬愛していて、アテナにならって純潔の誓いをたてていました。
そんなアルテミスがニンフたちと泉で遊んでいたときのこと。
その楽しそうな声にひかれて泉にやってきた狩人のアクタイオンが
たまたま沐浴していたアルテミスの姿をみてしまいます。
怒ったアルテミスはアクタイオンを鹿の姿にかえ、
そこに猟犬がおそいかかり、アクタイオンとはしらずにずたずたにひきさいてしまったのだそう。

この話が示すように、アルテミスは永遠の処女ですが、激しい気性の持ち主でした。
狩猟の女神として、自分たちが食べられる以上のものを殺すものには厳しい罰を与えたといいます。
それは、森とそこに住むものを守るためだったのでしょう。
厳しい反面優しさももちあわせていたのです。

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