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太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話 第46回 フクロウ [太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわる話]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2022年11月にリニューアル発売した
「太陽と月の魔女カードwithグリフィン&ペガサス」のカードのシンボルにまつわる
神話や伝説などをご紹介しましょう。

太陽と月の魔女カード新.jpg


第46回目は月カードから「18・フクロウ」。

DSC_0151.jpg


フクロウは、「森の賢者」「知恵の象徴」などといわれていますが、
その起源は、古代ギリシアの女神アテナの従者とされていることにあるようです。
女神アテナは、農業神であるのと同時に
知恵や学問、芸術の神でもあり、
そこからフクロウもまた知恵、学問などを体現する存在とされたのでしょう。

実は、日本にもフクロウに関する記述が残っています。
いにしえの昔、フクロウは新生児に新しい霊魂を運んでくる霊鳥と考えられていました。

『日本書紀』仁徳天皇紀元元年、つまり西暦313年の項には
以下のような内容の記述があります。

仁徳天皇が生まれた日に、その産屋にミミズク(木菟)が飛び込んできた。
その前日には大臣・武内宿禰(たけのうちのすくね)に子どもが生まれ、
その折にはサザキ(ミソサザイ)が飛び込んできた。
これを吉兆ととらえ、天皇と、大臣の子とに命名。
しかも命名を交換して。
つまり、天皇はオオサザキ皇子、大臣の子には木菟宿禰(つくのすくね)と名付けたのである。

武内宿禰は360歳まで生きたと言われる超・長寿で、
仁徳天皇までの5代の天皇につかえた、宰相の神とされる賢者です。
そこから、天皇は生まれながらにして知恵が授かっていることを表すのが
ここで述べられているフクロウなのかもしれませんね。


参考:戸部民雄「神様になった動物たち」大和書房



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