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魔女の秘密 第11回 薬草 [魔女の秘密]

月の魔女・小泉茉莉花です。

「魔女はどうやって空をとぶの?」
「魔女に頼んだら惚れ薬を作ってくれるの?」
魔女について知りたいことはいっぱいありますよね?
でも、それはひ・み・つ。
なんですけど。。。ほんの少しだけお教えしましょう!
第11回は魔女の使い魔「薬草」について

8月15日はマリア昇天祭。
キリストの母、マリアが昇天し、神のもとで聖母の栄光を授けられたのを祝う日です。
そして、この日はヨーロッパでは有名な薬草潔めの日。
この日に薬草を教会に持参して、潔めてもらうと、その薬草が
どんな病気にも効くようになるといわれています。

8月15日から9月15日までは、「マリアの30日」とよばれ、
マリアがその薬草の効果を最も高めてくれる時期。

マリア昇天祭に教会に持参するのは9種類の薬草。
カミツレ、ヨモギなどの他にダリア、グラジオラスなども
9種類の中にはいっています。
薬草の束は9種類の他、15種類、77種類、99種類のものもあったのだそう。

IMG_1596.jpg




薬草の採取方法もきまっていて、
太陽が昇るまえに刃物を使わずに、手でひきぬいたり、おったりして、
薬草を採取して、束にします。

魔女も薬草には詳しく、薬草から薬を作って人助けをしていました。
薬草魔女とよばれる、薬草を専門にしている魔女が現代でも存在しています。
魔女たちは月の満ち欠けによって、
薬草を摘む日がきまっていたといわれています。

太陽と月の魔女が師とあおぐ西村佑子先生の「魔女の薬草箱」(山と渓谷社)には
薬草について詳しくのっていますが、
マリア昇天祭に関する記述によると、
キリストがはいってくる以前から薬草を使った呪術は人々の生活に深く根付いていました。
教会はそれらの習慣や民間行事を排除することはできず、
キリスト教行事としてとりいれ、マリアを結びついていったのだそうです。


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