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太陽と月の神話 第146回 太陽と月と海の起源 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今月は、ミクロネシアのギルバート島に伝わるお話です。

大昔、ナ=レアウの神がデ=バボウとデ=アイという男女を造り、
大地の見張りをするように命じました。
そして、人間がどんどん増えることを好まない神様は、ふたりに絶対子供を産まないように
約束させたのです。

でも、二人はその約束を破って、三人の子供を産みました。
それをナ=レアウの召使いの鰻がみていて、神様に告げ口しました。
神様はひどく怒り、二人の住んでいる大地に降りてきて、厳しく叱りました。

二人は謝りながら、子供のひとりは地上を照らす太陽であり、
ひとりは太陽が沈んでいるときに光を与えてくれる月であり、
もうひとりはたくさんの魚を与えてくれる海であると説明しました。

神様は納得し、二人を許し、天上へと帰りました。
こうして、太陽と月と海ができたのです。

参考文献 世界神話事典 創世神話と英雄伝説 大林太良・伊藤清司・吉田敦彦・松村一男編
(角川ソフィア文庫)





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