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太陽と月の神話 第141回 小枝を盗んで月にいった子供 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今日は、月の黒班にまつわる神話です。

若い男の子たちが夏至のおまつりの火をたくために小枝を集めておきました。
一本たりなくなって、仲間のひとりのピエールが盗んだのではないかとみんなが疑いました。

「ピエール、小枝を盗んだでしょ」
「いや、盗んでないよ」
「盗んだにきまってる」
「もし、僕が盗んだなら月にのみこまれたっていいよ」
たちまちピエールは消えました。
月の中で小枝をかついて歩き回っている男が見えたらそれがピエールだよ。


参考文献 世界の太陽と月と星の民話 外国民話研究会 編訳(三弥井書店)

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