太陽と月の神話 第123回 楯から天に昇った月 [太陽と月の神話]
月の魔女・小泉茉莉花です。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
第123回目の今回は、アボリジニに伝わるお話です。
昔々、天には月はなく、暗闇の世界でした。
フクロリス族の男が月を独占していたからです。
男は昼間、月を岩の割れ目に隠しておき、
夜は楯につけて照明がわりにしていました。
あるときクサダネ族の男がすきをついてこの楯を奪って逃げました。
フクロリス族の男は一生懸命追いかけますが、どうしても追いつけません。
すると男は後ろから、
「月よ、これから天空から下界を照らせ」と叫びました。
それから、月は楯から離れて上昇し、夜ごと下界を照らすようになったのです。
参考文献 太陽と月の伝説 森村宗冬 著 新紀元社
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
第123回目の今回は、アボリジニに伝わるお話です。
昔々、天には月はなく、暗闇の世界でした。
フクロリス族の男が月を独占していたからです。
男は昼間、月を岩の割れ目に隠しておき、
夜は楯につけて照明がわりにしていました。
あるときクサダネ族の男がすきをついてこの楯を奪って逃げました。
フクロリス族の男は一生懸命追いかけますが、どうしても追いつけません。
すると男は後ろから、
「月よ、これから天空から下界を照らせ」と叫びました。
それから、月は楯から離れて上昇し、夜ごと下界を照らすようになったのです。
参考文献 太陽と月の伝説 森村宗冬 著 新紀元社
コメント 0