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太陽と月の神話116  マヤ族の太陽神イツァムナ [太陽と月の神話]

太陽と月の神話 116  クモばあさん、太陽を盗む(アメリカ・チェロキー)



こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回はマヤ族の神話に登場する太陽神のお話です。

イツァムナは太陽神でありながら、豊穣の神、雨の神とも言われ、
人々に文字、カレンダー学、薬学を伝え、
さらにトウモロコシやカカオの栽培法を教えた神と考えられています。

イツァムナは、月の女神イシュチェルを妻としていました。
ふたりはかつて地上で暮らしていたのですが
あるとき、イシュチェルは夫に隠れて愛人を作ってしまいました。
それを知ったイツァムナの怒るまいことか!

そもそもイツァムナは温厚な性格を持ち、
完全なる善意を司る存在。
しかし妻の裏切りにあったイツァムナは
まるで別人のように怒り狂い、
あげくにイシュチェルの片目をつぶしてしまったのです。
そして片目になってしまった妻を引きた立てて、
愛人はもちろん誰にも会うことのできない天界へと去ってしまいました。

ですから、片目しかない月が放つ光は弱々しく、
両方の目を持った太陽は、まぶしいほどの光を放つのだと言われています。



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