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太陽と月の神話19 2つの太陽 [太陽と月の神話]

こんにちは太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今日ご紹介するのは、アフリカはコンゴのボミタバ族に伝わる太陽神話です。

その昔、太陽は2つありました。
2つの太陽はお互いに熱を発しあっているものですから暑くてたまらず、
太陽同士のいがみあいが続いていたのです。
しかも、いつ、いかなる時も2つの太陽がジリジリと照っているので、
地上の暑さは尋常ではなく、耐えがたいものでした。

あまりの暑さに人々が非常に苦しんでいることを知った一方の太陽は
もう片方の太陽を水浴びに誘いだしました。
川の水を浴びて太陽の熱を少しでも減らそうというのです。
そして川に飛び込むマネをしました。
あくまでもマネだけだったのですが、
もう片方の太陽はそれを真に受け、川に飛び込んでしまいました。
水の中では当然、炎は消えてしまいます。
飛び込んだ太陽は消滅してしまったのです。
以来、太陽はひとつだけになったということです。

そして川から上がってきたもう片方の太陽は
今までと同じように地上を照らしはしたものの、
炎が消えてすっかり冷えてしまったため
これまでのように暑くはなありません。
それが月だということです。

つまり太陽と月は仲間同士だったというお話。


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