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8つのサバト [魔女入門]

こんにちは太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。
今日はサバトのお話をしましょう。

魔女の祝祭をサバトと呼びます。
言ってみれば魔女の集会です。

中世ヨーロッパでは、土曜の晩に魔女が集会を開くと考えられていて
「ほうきに乗って魔女の夜会に参加する」だの
「悪魔に運ばれて集会に行く」だのといっては
魔女と呼ばれる人々を告発、糾弾し、
処刑すらしました。

しかし、これは迷信に基づいた考え方であり、
また宗教的な背景を持った話。
本来の魔女のサバトは
そういったおどろおどろしいものでもなければ
単なる魔女たちの集まりではありません。
ここに生き、これからも命を輝かせ、
自然の恵みをいただけるようにという思いが込められたもの。
魔女たちは、感謝と希望をもってサバトを祝うのです。

サバトには2種類あって
ひとつはエスバトと呼ばれるもの。
これは月の満ち欠けをもとに、月に一度、
月の女神ディアナを呼ぶ儀式です。
これに関しては月の魔女に譲るとして…。

今回は、もうひとつのサバトについてお話しましょう。
こちらは、いわば年中行事であり、
太陽のサイクルに合わせた儀式です。
そしてエスバトが月の女神を呼ぶように
このサバトは太陽の神を呼び、たたえるのです。
そのほかにも火の神、死と再生の神がサバトの対象になります。
この日を無事に迎えられたことを感謝し、
今後の日々を無事に送れるようにと願うのです。

サバトは8つあります。
イモルグ(2月2日)、スプリング・エクイノックス(3月23日)、
メイ・イブ(4月30日)、ミッドサマー(6月22日)、
ルーナサー(8月1日)、オ-タム・エクイノックス(9月23日)、
ハロウィン(10月31日)、ユール(12月22日)。

このように並べるとよくおわかりになるでしょうが、
日付を見てください。
太陽の動きとあっていますよね。
たとえばミッドサマーは、ほら、ちょうど夏至です。
1年中でいちばん昼が長く、太陽のパワーがある日。
あるいは、前回、お話ししたオータム・エクイノックスは
秋分の日であり、
昼と夜の長さが同じになる日。
そして、これから冬至に向けて、
太陽のパワーが弱まっていくという日です。
その冬至は、ユール。
1年でいちばん昼が短く、最も太陽のパワーが弱まる日です。

このように魔女たちは太陽パワーの強弱とともに
その節目をサバトとして祝うのです。

次のサバトは、9月23日秋分の日。
オータム・エクイノックスです。
夏の間、たくさんの野菜や穀物という実りを得たことを神に感謝し、
互いに喜びあい、
そして来年の豊作を祈りましょう!



posted by taiyonomajo at nice!(2)  コメント(0) 
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