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太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話 第47回 ユール [太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわる話]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2022年11月にリニューアル発売した
「太陽と月の魔女カードwithグリフィン&ペガサス」のカードのシンボルにまつわる
神話や伝説などをご紹介しましょう。

太陽と月の魔女カード新.jpg


第47回目は太陽カードから「08・ユール」。

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12月22日は冬至(ユール)。
1年中でいちばん昼が短い日であり、
太陽の力が最も弱まる日です。
しかし、この日を境に太陽の力がよみがえるため、
いわば復活再生の日とも言えます。

キリストの誕生日12月25日と時期は同じころ。
というわけで、現在のヨーロッパでは
ユールはクリスマスと合体した行事とされています。

またアドベント(降誕節)、つまりキリストの降誕を待ち望む期間は
まさにユール期間そのもの。
キリスト教の宗派によって、アドベント期間に多少のズレはありますが、
ほぼ12月の初めからクリスマスまで。

ゲルマン民族の間では、このアドベント期間の木曜ごとに
「戸叩きの夜」が訪れます。
顔を隠し、変装した若者が家々の戸を叩いて歩き、
クリスマスの訪れを知らせるのです。

木曜日はゲルマンの雷神ドナールの日であり、
戸叩きは、天の意思をドナールの雷鳴によって告げること模したもの。

戸叩きの若者たちは、薪にモミの若枝を添えてリボンを結び付け、
プレゼントとして、こっそりと玄関や窓の下などに置いていくそうです。
クリスマスの夜には、このプレゼントの薪を燃やして
キリストの誕生を祝うのだとか。
何とも素敵な風習ではありませんか!
…もちろん、このプレゼントは思いを寄せる若い娘に向けたものが多いのですけれど。


参考:植田重雄「ヨーロッパの祭と伝承」講談社学術文庫



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