魔女のハーブ 第11回 ペパーミント

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第11回は、ペパーミント。

ガムなどのお菓子や歯磨き粉で私たちにもなじみの深いミント。
ペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの交配によって生まれた品種です。
和名は西洋薄荷（せいようはっか）。
シソ科ハッカ属の多年草です。

ギリシア神話にはこんな話があります。
冥界の王ハデスに愛されたミンターというニンフがいました。
ハデスの妃ペルセフォネはミンターに嫉妬し、
あげくに踏み潰してしまったのです。
それを哀れに思ったハデスが、ミンターを薬草に変えてやったのだとか。
それがミント。

ミントの歴史は古く、エジプトのピラミッドからミントの一種が見つかったり、
古代ローマ人は酒宴で悪酔いしないようにと
ミントで作った冠をかぶったといわれています。
また古代ヘブライ人は集会場の床にミントの葉を敷き詰め、
踏むたびにさわやかな香りが広がるようにしていたようです。
そして18世紀後半、イギリスで大量の栽培されるようになりました。

健胃効果があるので、料理やスイーツ、飲み物などに添えたり
ハーブティーとして利用するといいでしょう。
また臭い消し効果や、殺菌作用もあり、
乾燥させたものを布袋に詰めて匂い袋とする使い方はおすすめです。
感情的になったときなどは
ひんやりとしたペパーミントで頭を冷やすと効果てきめん。
乗り物酔いにもよく効きます。
さらにリンパの流れを促し、滞った血流をよくし、
その結果、老廃物を排出する作用があるため、
美容効果も素晴らしいハーブといえますね。

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