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太陽と月の神話170 太陽の創造者ビラコチャ(インカ神話) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回はインカ神話の中から、太陽の創造者といわれるビラコチャのお話です。

ビラコチャは、背が高く、ひげを生やした色白の老人、と言われています。

さて、世界が全くの“無”であった頃、
ビラコチャはチチカカ湖の湖底から現れました。
そして天と地、人間とを創造したあと、姿を消します。

ところが人間があまりにだらしない生活を続けているので
怒りのあまり、再度、この世に現れました。
そして人間を石に変えてしまいました。
さらに太陽、月、星を作り、天に放ちました。
チチカカ湖は、太陽や月、星が作られた場所ということになりますね。

また、ビラコチャは石で新しい人間のひな型を作り、
それをモデルにして、たくさんの石像を作りました。
そして部下たちに石像をひとつずつ持たせて
各地に行かせました。
そのとき、
「泉や川、洞穴などの前で石像の名前を呼びなさい。
すると同じ石像が現れるはず。
その者たちをその地に住まわせなさい」と命じたのです。
つまり改めて人間を作ったというわけです。
様々な言語や習慣を持った人々が各地に住まっているのも
こうした理由なのだとか。

ビラコチャはこのように人間を創造し、教化したのち
海の彼方へと去っていったといわれています。


参考  「太陽と月の伝説」森村宗冬(新紀元社)


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