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太陽と月の神話153  太陽、子どもの死体から生まれる(クック諸島) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今日は、南太平洋ポリネシアにあるクック諸島に伝わる太陽にまつわる神話です。

地母女神であるパパが子どもを産みました。
するとふたりの男神ヴァテアとトンガイチは「自分こそ子どもの父親だ」と主張し、
激しい言い争いを始めたのです。
けれど、どれほど話し合おうと、結論は出ません。
そこで仕方なしに子どもの身体を上半分とした半分に切り分けて、
片方ずつを自分のものにすることにしたのです。

ヴァテアは上半身を取り、
下半身はトンガイチのものとなりました。
ヴァテアは力を込めて子どもの上半身を空に放りあげると、
その上半身は天空に留まり、強く激しい光を放ちました。
これこそが太陽。

一方、これを見ていたトンガイチも子どもの下半身を空に投げたのですが
すでにかなりの出血をしていたために、
同じように天空に留まったものの、
その光は弱く、青白く、ぼんやりしたものでした。
これが月というわけです。


参考:「太陽と月の伝説」森村宗冬 著(新紀元社)


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