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魔女コレクション 34  アニメ『キリクと魔女』ミッシェル・オスロ作 [魔女コレクション]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

小泉茉莉花とマリィ・プリマヴェラは太陽と月の魔女と名乗っているので、
只今魔女修行中です。
というわけで、「魔女!」という言葉にとても敏感。
映画・小説・グッズ、そして魔女のお話など
太陽と月の魔女がみつけた魔女にまつわるものを
ブログ【太陽と月の魔女】でご紹介していきたいと思います。

今回、ご紹介するのは、『キリクと魔女』。
1998年公開のフランスのアニメ映画です。
日本では2003年に公開されています。
数々の賞をとったうえにゲームにまでなったのだとか。

IMG_1206.jpg


写真は徳間書店からは発行された絵本の表紙です。

フランスでは芸術を第1、第2…と分類しているそうです。
第1芸術は建築、第2芸術は彫刻、続いて絵画、音楽、詩…。
その分類のひとつに、アニメがある。
そう、アニメはフランス人にとって、芸術なのです。

さて。
その芸術のひとつである『キリクと魔女』は、
アフリカにある村が舞台になります。

自力で生まれてきた小さな小さな、けれど勇敢な男の子キリクと、
魔女カラバとが対決する物語です。
そのストーリーはともかくとして、
このアニメの中で魔女は
「人々に災いをもたらすもの」として描かれています。
村人が持つ金などの財産を奪い取り、
村の泉を涸れさせ、村を干上がらせ、
男たちをむさぼり食う、悪く、恐ろしい存在です。

しかしキリクは魔女を怖れません。
「どうして魔女カラバは意地悪なの?」という疑問を持ちます。
そこを出発点として、キリクと魔女との対決へと話は進み、
最後には魔女カラバは魔女ではなくなり、
若く美しい女に生まれ変わります。
そしてキリクは、まるで打ち出の小槌で大きくなった一寸法師のように、
美しくて立派な若者へと変身します。

何年か前、テレビで放映されたこのアニメを見たとき、
このアニメの創りだす世界の不思議な魅力に惹かれました。
と同時に、魔女と言えば黒づくめの衣装のお婆さんというイメージとは全く違った、
アフリカの大地の美しい魔女にも心を奪われました。
魔女だけど魔女じゃない!

カラバのように美しく、意地悪である。
これもまた物語に描かれる魔女のひとつの典型。
黒いマントに身を包み、
大きな鍋で薬草をぐつぐつ煮込むのもまた、
物語の中の魔女の姿。
そして太陽と月の魔女は、自然と共存し、賢い女…になりたいと思う魔女。
いろんな形の魔女がいます。
いろんな魔女がいてこそ、魔女の世界は面白い!



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