魔女コレクション ８ ドイツの魔女人形

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

小泉茉莉花とマリィ・プリマヴェラは太陽と月の魔女と名乗っているので、
只今魔女修行中です。
というわけで、「魔女！」という言葉にとても敏感。
映画・小説・グッズ、そして魔女のお話など
太陽と月の魔女がみつけた魔女にまつわるものを
ブログ【太陽と月の魔女】でご紹介していきたいと思います。

８回目は、ドイツの魔女人形。

写真は、昨年２０１１年秋に埼玉県宮代町で開かれた【魔女サミット】で撮ったもの。
日本の魔女研究の第一人者であり、私たちが師と仰ぐ西村佑子先生が
ドイツの魔女ってこんななのよ、と作らせた等身大の魔女人形です。

魔女といえば、黒いマントをはおった姿を思い浮かべますが、
実はドイツの魔女は、黒装束ではないんですって。
こんなふうにスカーフをかぶったり、
ごく当たり前のスカートだったりブラウスだったり。
時にはツギの当たった洋服を着ていたりします。
なぜ黒いマントじゃないんでしょう？

西村佑子先生に教えていただいたことをお話しますね。

歴史的に見ると、
魔女は、例の魔女狩りによって生まれた存在です。
天候が悪くて農作物が上手に育たないのは
魔女が悪さをしているからだ。
うちの牛からミルクが十分に取れないのは
魔女が呪文をかけたからだ。
…そんな訳のわからん理由で魔女に仕立てられた女性たちがいました。
それは、隣に住むおばさんだったり、向かいの家のお嫁さんだったり。
つまり普通の女たちだったのです。
（もっと深いところには宗教などの話が横たわっているですが
　今回は割愛しますね）

そう、魔女は普通の女たちですから
身につけている衣装も、当然、普通のもの。
言ってみれば働き着なのです。

というわけで、ドイツ魔女は黒装束ではない！

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