魔女コレクション ４ 『バーバ・ヤーガ』（組曲「展覧会の絵」）

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

小泉茉莉花とマリィ・プリマヴェラは太陽と月の魔女と名乗っているので、
只今魔女修行中です。
というわけで、「魔女！」という言葉にとても敏感。
映画・小説・グッズ、そして魔女のお話など
太陽と月の魔女がみつけた魔女にまつわるものを
ブログ【太陽と月の魔女】でご紹介していきたいと思います。

４回目は太陽の魔女マリィが大好きな曲、
ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」から「バーバ・ヤーガ」です。
「展覧会の絵」は、おそらくどなたもご存知でしょうが、
でも全曲を聴いたことのある方は案外少ないのではないかしら。

実は私マリィもそうでした。
けれどうーーんと昔、まだ20代の頃（！）、
バレエの発表会でこの曲を踊ることになり、
そこで初めて全曲を聴きました。
そして私に割り振られたのが、「バーバ・ヤーガ」。

（wikipedeaより）

バーバ・ヤーガは、ロシア民話に登場する魔女。
森の一軒家に住んでいます。
その家ったら、鶏の脚の上に建ってる小屋で、
庭にも家の中にも骸骨が飾られている。
移動するときは臼に乗って。
バーバ・ヤーガが杵を振り回すと
臼はようやっと重い腰を上げて地面を這うようにして動き出し、
その動いた跡をほうきで消しながら移動するんですって。

というわけで、発表会で私が踊ったのは、つまり魔女の踊り！
魔女大好きな私は、もうワクワク♪
嬉しくて楽しくて,もうニタニタしっぱなし。
発表会本番では、ドライアイスでモクモクと煙を出したり、
小道具にほうきを持ちだしたり、
銀色の髪をつけたりして。
今、そのときの写真を見ると、魔女に扮した私は
それはそれは嬉しそう。
…怖い魔女にはなれませんでした。

ロシア民話の中には、バーバ・ヤーガが登場するお話がいくつもあり、
たいがいは怖い怖い魔女として出てくるのですが、
時には慈悲深く、適切なアドバイスをしたり、
ちょっと妙なプレゼントをしてくれることも。
そう、優しい魔女でもあるのです。

ムソルグスキーは、友人の画家ハルトマンのスケッチ画を題材として、
この組曲を作りました。

この曲は、魔女が勇躍しているような感じがします。
怖い魔女の曲ではないような気がする。
それこそ楽しい魔女の曲。
私はもうムズムズしてきて、音楽にのって踊り出したくなります。
それはリズムに乗って踊るというよりも
曲の作る魔女の世界に躍り出す！といった感じ。

ぜひ一度、お聴きくださいね。

タグ：マリィ・プリマヴェラ　魔女コレクション