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太陽と月の神話 52 日食・月食の起源 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。

本日6月5日は二十四節気の芒種(ぼうしゅ)です。
芒(とげ)のある植物(イネ科の植物など)の種をまく季節。そろそろ梅雨入りです。

さて、きょうの本題・太陽と月神話のご紹介にまいりましょう。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
本日ご紹介するのはインドのお話。
昨日が部分月食だったので月食(&日食)のお話をいたしましょう。


あるとき、神々と悪魔が大海をかきまぜて、中から一杯の生命の水をとりだした。
ビィシュヌ神が美しい少女モーヒニーの姿をして、
一列に並んだ神々に生命の水を分けて歩いた。
そこにラ―フという悪魔がやってきて、太陽の神と月の神のあいだに座った。
モーヒニーはラ―フにも生命の水を分け与えた。
太陽と月がモーヒニーに「ラ―フは悪魔だ」と教えたのは、ちょうどラーフがそれを
飲みほしたときだった。
モーヒニーの姿をしたヴィシュヌ神は、すぐにラーフの首を切り落とした。
すると首はケートゥ(注1)になり、身体はそのままラーフになった。
しかし、もう生命の水を飲んでしまっていたので、
ラーフとケートゥは七つの星座に加えられた。
けれども、ラーフとケートゥは告げ口をした太陽と月をいつまでも恨んで、
邪魔しにやってくる。
それで日食や月食が起こるといわれている。

(注1)ケートゥ 月の降交点(西洋占星術ではドラゴンテール)に存在するとされた天体。暗黒で普段は見ることはできないが、ケートゥが太陽や月を隠すことで日食や月食が起こる。同様に、月の昇交点にはラーフ(羅睺)があり、ラーフとケートゥで食が起こりうる天球上の2点を示している。ーwikipediaより抜粋

参考文献 太陽と月と星の民話 日本民話の会・外国民話研究会翻訳 (三弥井書店)




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