SSブログ

太陽と月の神話42  インドの太陽神スーリヤ [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今日は、インドの太陽神スーリヤをご紹介しましょう。

インドの神話『リグ・ヴェーダ』によると
この世界には雨の神、火の神、そして太陽の神の3柱の主要神がいます。
太陽の神の名はスーリヤ。
天空神ディヤウスの息子、あるいは闘神インドラの息子とされ、
ときには原初の巨人プルシャの目から生まれたとも言われています。

スーリヤは小柄で、金髪、目が3つ、腕が4本。
7頭の鹿毛の牝馬が引く戦車で、毎日、天空を駆け抜けます。
そのとき、空から地上のすべてを見渡したため、
スーリヤは、一切を見渡す神、何でも知っている神、監視する目を持つ神。

スーリヤは生まれたとき、すでに全身から高い熱を出していました。
なにしろ太陽神なのですからね。
しかし母親アディティはあまりの熱さに、スーリヤを放り出してしまったとか。

また妻であるサンジュニャーも夫スーリヤの熱や光に圧倒されてしまい、
彼の元から逃げ出し、馬に姿を変えて
森に隠れてしまいました。
ところが妻恋しさに、スーリヤも馬に変身して森にやってきます。
サンジュニャーの父親は大変困ったことだと思い、
あれこれと策を練りました。
その結果、スーリヤの光線の8分の1を何とか切り離すことができ、
すさまじい熱と光とは、ようやくおさまったと言われています。


(「太陽と月の伝説」新紀元社、「世界神話辞典」柏書房)



posted by taiyonomajo at nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:占い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。