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太陽と月の神話39 月の満ち欠け [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
本日ご紹介するのはアメリカ カロック族に伝わるお話です。

月はみんなの嫌われ者でした。
なので、お嫁さんになってくれる人なら誰でもよかったのです。
それでガラガラ蛇と灰色熊と蛙と結婚しました。

たくさんの人が月をなきものにしようとやってきました。
トカゲはもう少しで成功というところまでいきました。
月を食べ始めて、後ひとくちというところで
月の妻のひとりの蛙がやってきて、
トカゲを追い払いました。
蛙は月の残った部分から血をとりだして、
月を作りなおしたので月はまた元の大きさになりました。
トカゲはしょっちゅう月を食べにくるのですが、
もう少しで食べ終わるというところで、
妻の蛙がトカゲを追い払い、月を作りなおしました。
だから私たちは月を全部みることができるときもあるし、
どんどん小さくなってみえなくなることもあるのです。

(太陽と月と星の民話 日本民話の会・外国民話研究会 編訳 三弥井書店)


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