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太陽と月の神話 15 うさぎにひっかかれた月 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。

本日ご紹介するのはアフリカのホッテントット族に伝わるという月とうさぎのお話です。

月がうさぎに
「これから地上にいって、人間たちに月が死んでもいきかえるように、
人間も死んでもいきかえると伝えてきなさい」とお使いを頼みました。
うさぎは天から地上におり、人間たちにこう伝えました。
「月は死んでも生き返るが、お前たちは死んでも生き返ることはできない」と。
うさぎが天に戻ると月が「お前が人間に言った通りにいってみなさい」といいます。
うさぎは自分が言ったことが間違っているなどとは思ってないので、
めんどくさそうに繰り返しました。
それをきいて、
「私が言ったことと反対ではないか」と怒り、うさぎに棒を投げつけました。
棒はうさぎの唇にあたり、二つにさけてしまいました。
うさぎはあまりに痛かったので、月に飛びついて、顔を手あたり次第にひっかきました。
このため、うさぎの唇は今でも二つにわれていて、
月には黒い傷があり、
人間は生き返ることができなくなってしまいました。


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