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太陽と月の神話 4  太陽の神・アポロン [太陽と月の神話]

こんにちは太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今日はギリシア神話の太陽神アポロンをご紹介しましょう。

アポロンは、太陽と月の神話シリーズ第1回で月の魔女がご紹介した
アルテミスの双子の兄。
神々の住むオリンポスで一番の美男子であり、
音楽や詩、芸術にたけ、しかも知性にあふれ、
そしてまた予言をする能力も持つ…というように
全てを兼ね備えた神様。
太陽神であると同時に、音楽と芸術、医術の神でもあったのです。

アポロンが、パルナソス山のふもとのデルフォイに神託所を作ろうとしたときのこと。
そもそもここは女神テミスの神託所であり、
大きな毒蛇ピュトンが番をしていたのです。
ピュトンに会ったが最後、すぐに殺されてしまうという怪物です。
アポロンは黄金の矢を放ってピュトンを殺し、
以来、デルフォイの神託所はアポロンのものになりました。

素晴らしい力を持つアポロンですが、彼にも悲恋がありました。
愛の神エロスの放った2本の矢のうち
愛をそそる矢がアポロンの胸に刺さり、
もうひとつの、愛をはねつける矢が
川のニンフであるダプネに刺さったのです。
アポロンは美しいダプネに恋をし、彼女を追いかけます。
ダプネはアポロンから逃げ回り、
しかしその逃げる姿さえもがアポロンの恋心をますます燃え上がらせました。
アポロンがダプネに触れられるほどに近づいたとき、
いやがるダプネの体は、あっという間に木になってしまいました。
月桂樹になってしまったのです。
アポロンは深い悲しみを覚えつつも、
その月桂樹をアポロンの木としました。
以来、すぐれた芸術家は月桂樹の冠をかぶるようになったのです。



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