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太陽と月の神話 40 月のうさぎ [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
本日ご紹介するのはメキシコのチナンテコ族に伝わるお話です。

太陽と月は幼い兄弟。
二人は輝く目をもつワシを殺し、妹の月はワシの金の右目を
兄の太陽は銀でできた左目をとりました。
かなり歩いたので妹の月は喉がかわいてきました。
太陽はワシの目をとりかえてくれるなら、水のありかを教えてあげると約束し、
さらに、司祭をつとめるウサギが井戸を聖別(注1)するまで水を飲んではいけない
という条件までつけました。
妹の月が約束を守らなかつたので、兄の太陽は妹の月の顔を
ウサギで殴りました。
そのために月の顔には今でもうさぎのしみがあるのだそう。

注1 聖別 神に供えるものを他と区別してきよめること

(月のうさぎ メソアメリカの神話学 アルフレド・ロペス=アウスティン文化科学高等研究院出版局)



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