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夏至(mid summer ミドサマー) [魔女の季節便り]

こんにちは太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです

6月22日は夏至。
ご存知のとおり、一年中でいちばん昼が長い日です。
魔女たちは年間に8回のサバト(祝祭)を行いますが
その中のひとつが夏至であり、ミドサマーと呼ぶサバト。

ケルトの人々、あるいは古代ヨーロッパの人々は
太陽の光を存分に浴びて、地上に生きとし生けるものが活力を増し、
豊かな実りを得られるようにと祈り、
夏至の日であるミドサマーを祝祭としていました。
ところが長い歴史の中で、キリスト教が力を持つようになると、
その結果、ミドサマーは聖ヨハネの生誕を祝う聖ヨハネ祭に組み込まれ、
聖ヨハネの誕生日がミドサマーの日とされたのです。


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(イラスト・武井美砂)
                          


夏至は、太陽の力が最も強い日ですが、
妖精たちの持つパワーもまた最も強まる日だと言われていて、
妖精たちは森に集まり、パーティを開く。
…それがシェークスピア『真夏の夜の夢』に描かれた世界です。

また、野山に繁る薬草も、1年中でいちばん強い生命力を宿すため、
薬草摘みをする日とも言われています。

そして魔女たちは、最もパワフルになった太陽をたたえます。
丘の上で大きな焚火をしながら、
太陽のもとで全ての命が輝きを増し、
大地に育つたくさんの命が大きな実りとなりますように…と祈ります。
太陽の熱と光の強さをたたえ、万物の成長を願い、
太陽と自然の力に感謝をささげるのです。
そしてまた、その年の豊作を祈るのです。

日本ではこの時期、梅雨空のことが多いため、
ミドサマーのお祝いにはそぐわしないように思えますが、
ヨーロッパでは1年のうちで最も美しい季節。
明るい日の光を浴びて、木々は緑の葉を光らせ、夏の花がいっせいに咲き、
まさにお祝い日和なのでしょうね。

夏至の日のおまじないをひとつ。
ご自分の守護木がわかればそれに、わからなければ古木に触れてください。
植物の持つパワーが最大になる夏至。
木があなたにパワーを与えてくれ、幸運を届けれくれるでしょう。

夏至の日の太陽を全身に浴び、ぜひエネルギーをいただいてくださいね。



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