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魔女のハーブ 第10回 カミツレ [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第10回は、カミツレ。

カモミール.jpg


カミツレは和名です。
加密列と書きます。
カモミールといったほうがポピュラーかもしれませんね。
その香りがリンゴと似ていることから、
ギリシアでは「地面のリンゴ」(カマイ・メロン)という名で呼ばれ、
そこからカモミール(カモマイル・英語)という名称になったのだとか。

北ヨーロッパや西アジアが原産といわれ、
古代バビロニアやヨーロッパ各地で、伝統的に薬用植物として使われてきました。
日本には19世紀初めにポルトガル人やオランダ人によって伝えられたようです。

カミツレは植物のお医者さん。
他の植物を健やかに保つ力があります。
コンパニオンプランツとして、キャベツやタマネギのそばに植えておくと
害虫を寄せ付けずに収穫量が増えるのだそう。
浸出液を苗木に噴霧すると立ち枯れ病を防げるといいます。

また人間に対しては、痛みを和らげたり、肌や髪の美しさを保つ効果があります。
あるいは健胃、発汗、消炎作用があるともされ、
風邪の初期症状や下痢止め、胃腸炎を治すために使われてきました。
イギリスの絵本「ピーターラビット」の中では
ずぶ濡れになったピーターが風邪を引かないようにと、
お母さんがカミツレのハーブティーを飲ませるシーンがあります。
さらに婦人病を癒すために利用された歴史も。

そんなカミツレの花言葉は
「苦難の中の力」「逆行に耐える」。


posted by taiyonomajo at nice!(3)  コメント(0) 
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