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太陽と月の魔女のおすすめ本「迷信俗信大百科」学習研究社 [太陽と月の魔女のおすすめ本]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月の魔女がどんな本を読んで星占いや魔女学をお勉強してきたか、
あるいは太陽と月の魔女の愛読書をご紹介いたします。
第18回は太陽の魔女マリィのおすすめ本。
不二龍彦著「迷信俗信大百科~困ったときに妙に頼れる~」(学習研究社)です。

迷信俗信大百科.jpg


おすすめ本シリーズ16回目でご紹介した「ジンクスの不思議」もそうでしたが、
今回のこの本も初版が1996年1月と、すでに絶版。
古書としてネットでは手に入れられるようです。
https://www.amazon.co.jp/%E6%8B%9B%E7%A6%8F%E5%A4%A7%E5%AE%9D%E5%85%B8-%E8%BF%B7%E4%BF%A1%E3%83%BB%E4%BF%97%E4%BF%A1%E5%A4%A7%E7%99%BE%E7%A7%91%E2%80%95%E5%9B%B0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%81%AB%E5%A6%99%E3%81%AB%E9%A0%BC%E3%82%8C%E3%82%8B-%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E4%B8%8D%E4%BA%8C-%E9%BE%8D%E5%BD%A6/dp/4054006302

表紙には
「収録項目1000余!
これ一冊で吉兆・凶兆・まじない・禁忌など
気になる俗信世界のすべてがわかる!」と書かれています。

「本書の利用の仕方」というページには
「古代から現代に至るまでの間に世界各地で行われてきた
前兆占い・禁忌・俗信・まじない、
それらに基づく民間占いなどを集成し、
事典として活用できるよう編纂した」とも記されています。

構成は
動植物、物品・衣類、人物・神仏、人体と生理、家と場所、
食物・食事、冠婚葬祭・行事・習俗、天地の災いと天気、数字の縁起
…と、9つのくくり。

そして巻末には逆引き事典として
金運のサイン、ツキがくるサイン、出世運のサインなどが列挙されています。

実に丁寧な作りの本なのです。

たとえば「枕」の項。
「北枕で寝ると死ぬ」と言われていますね。
死ぬまでいかなくても不吉だと思っている場合も多いんじゃないでしょうか。
これはブッダが頭を北、顔を西に向けて入滅したところから
北枕は死に通じる、と考えられていたからだと解説されています。
また「西枕を避ける」という俗信もあり、
これは浄土宗では死者が成仏しておもむくのは西方浄土なので
死とつながるとして嫌われた、と。

ちなみに「魔女」の項には
「魔女は愛の飛躍を調合する」
「魔女は箒に乗って空を飛ぶ」
「それを塗ると自在に不思議を行える魔女の軟膏がある」
「魔女は針で刺しても泣かない」
「魔女は手の親指を好む」
「魔女は水に入れても沈まない」…と
たくさんの迷信俗信が書いてあり、
それぞれにわかりやすく解説されています。

16回目でご紹介した「ジンクスの不思議」同様、
たくさんの付箋紙が貼ってあるので
一時期、よく開いた本なのですが、
最近は背表紙を眺めるくらい。
とはいえ、今回、この記事を書くにあたって
改めて開いて見たら、本当に面白い!
「困ったときに頼る」という本ではなく、
古今東西の迷信俗信をつまみ食いする感じで読める
とても楽しい本だと思いました。



posted by taiyonomajo at nice!(3)  コメント(0) 
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