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太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話 第9回 フクロウとネズミ [太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわる話]

月の魔女・小泉茉莉花です。 太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2019年4月に発売した
「太陽と月の魔女カードwithフェニックス&ドラゴン」のカードのシンボルにまつわる
神話や伝説などをお話する新企画です。
               
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第9回は月カードから18フクロウ(&22星、09月、21雲と太陽カード 09太陽)。中国に伝わるお話です。

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むかし、地上には光がなく、漆黒の闇が広がっているだけで、人々は苦しんでいました。
大の仲良しのねずみとふくろうはみんなのために光を探しにいくことにしました。

あちこちでいろんな人にきいて、ようやく、厚い雲が天地をへだてているので
光が地上に届かないことがわかりました。

そこでねずみとふくろうは天までいって光をみつけだすことにしました。
飛ぶのが得意なふくろうはねずみを背中にのせて飛び立ちました。
飛んで飛んで99日目にようやく天と地をわけている境目にたどりつきました。
そこは厚くて固い雲にさえぎられていました。

雲の壁には小さな裂け目があり、ふくろうは爪でひっかきました。
ねずみにみてもらうためです。
ねずみは君の背中にのったまま、雲にかみついて穴をあけるというグッドアイディアを
思いつきました。
かじってかじって、雲のちりが風にのって空にちらばり、
あるものは光をはなって星になりました。

ねずみがかじること99日。
ようやく雲の壁に穴があきましら。
真っ白な光の束が穴からあふれだし大地をてらしました。

フクロウは穴から天にとびだそうとしましたが、
白い光が冷たくて、別のところにとびだしました。
白い冷たい光は月の光だといわれています。

どれだけ飛んだことでしょう。
今度は暖かい雲に突き当たりました。
雲の裂け目をみつけてねずみはまた99日かみ続けました。

丸い穴から焼けつくような赤い光があふれだしました。
ふくろうは目があけてられてなくなり、
あっという間に地上におちてしまいました。

そのときからねずみとふくろうは昼間外にでられなくなりました。
でも、そのときから太陽と月と星ができて
地上に光やぬくもりを与えてくれるようになったのです。

参考文献 世界の太陽と月と星の民話 三弥井書店 
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