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魔女コレクション 103回 ルーンワンドbyそらのともしび [魔女コレクション]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

映画・小説・グッズ、そして魔女のお話など
太陽と月の魔女がみつけた魔女にまつわるものを
ブログ【太陽と月の魔女】でご紹介していきたいと思います。
今回は、『太陽と月の魔女カードwithフェニックス&ドラゴン』を
限定部数お取り扱いいただいている不思議かわいい雑貨店アランデルさんで見つけた
お宝グッズをご紹介しましょう。

太陽と月の魔女が「うん! これ!」とうなずきあった、このワンド(魔法の杖)。
そらのともしびさんの作品です。

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ワンド、つまり魔法の杖は、ファンタジーの魔女が手に持ち、
「ビビデバビデブー!」と唱えながら振ると
みすぼらしい女の子が、それはそれは美しい淑女に変身…。
そんな“魔法の道具”というイメージがあります。

一方、魔女が空を飛ぶときにまたがった箒は、
このワンドをカモフラージュさせたものとも言われています。
ワンドに小枝を括り付けて箒の形にしたというわけです
あるいはキリスト教以前の古い宗教であるケルトのドルイト教での象徴的な道具だったとも。

また木でできたワンドは、火をおこす道具でもあることから
この世を成り立たせている4つの元素、火・地・風・水のうちの火の象徴とされています。

一方、樹木信仰的な角度から見ると、
木は、天に枝葉を伸ばし、風に吹かれてそよぎ、
そのうえ大地に根差し、雨を全身に受けるというところから
火・地・風・水の要素をすべて満たしているもの。
ですからオールマイティでバランスの取れたパワーを持っているとされています。

さらに棒であることから、男性性の象徴とも考えられてきました。

別の考え方として、ワンドは「持つ者の意図をワンドの先に集中される」ともいわれ、
いにしえの時代、神々に祈るときに使ったり、
逆に神々からのメッセージを受け取るために使用したようです。
あるいは自分や場所を保護するために地面に円を描いたり、
ヒーリングやチャネリングをするときに使ったという話も聞きます。

それが現実の事柄であれ、ファンタジーの世界のものであれ、
いずれにせよワンド・杖は単なる棒切れではなく、
何らしかのマジカルなパワーを持ったものと考えられてきたのです。

今回ご紹介するそらのともしびさん作のワンドは、イチイの木で作ったもの。
イチイは、樹齢1500年とも2000年ともいわれている樹木で、
終結と始まり、死と再生などとかかわりがあると考えられてきました。
ネガティブなものを捨て去り、
新しい意欲と生命力とを与えてくれると言われています。

ルーン文字を樹木や石などに刻むと、呪力が増すのだそうで、
写真のワンドの先に彫られているのは、ルーン文字の「エオー」。
そしてこの「エオー」というルーン文字は、イチイの象徴。
つまりイチイの持つ力を倍増させているのが、このワンドというわけですね。

このルーン文字を使った呪文も彫り付けられています。

さて、このワンド、どうやって使いましょうか。

まずは瞑想するときに手に持ってみました。
可愛らしいワンドなのにもかかわらず、どっしりとした安定感があります。
瞑想も深く、静かなものとなり、
いつもの瞑想後に比べて、ぐっと落ち着きを増したような感じがしました。

魔除けとしても使えるそうです。
マジカルなインテリアグッズともなるでしょうね。
というわけで、太陽のイラスト画とともに飾ってみました。
(イラスト・武井美砂)

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太陽のイラストがますます光を大きく放つかのよう!
戸口から邪悪なものが入ってくるのを防ぐために
玄関に飾っておくのもいいでしょうね。

もちろん本格的な魔女ならば
真っ先に、儀式の祭壇に置くことを考えるでしょう。

ところで、ワンドといえば、タロットカードにもワンドが描かれています。
小アルカナのワンド!
野望、創造、冒険、決心、エネルギー、成長、成功、勇気…
そういった火のエレメンツを象徴するキーワードが並ぶのが、ワンドのカード。
まさにイチイの木が象徴する事柄と一致していますよね。

さて、そらのともしびさんでは、ワンド作りのワークショップも開いていらっしゃるようです。
https://ameblo.jp/sora-no-tomoshibi/entry-12295560206.html?frm=theme
…最近はやっていらっしゃらないかな?
ブログをチェックしてくださいね。

そうそう、こんなに素敵なワンドでなくても
ご自分で、これ!と思うものならばワンドとしての役割を果たすんですって。
たとえば、細工をしていない本物の木の枝や、
のれんの棒、手芸に使う木製の飾り棒、はたきの柄などでもOKなんだとか。
…とは魔女を名乗る松尾未来さんがおっしゃっていました。
松尾さんのご著書「魔女を生きる」(白水社)にもそのような記述があります。

そらのともしびさんのワークショップにご参加になって、
ご自分の手でご自分のワンドを作るもよし。
山に入ってお気に入りの小枝を探しだすのもよし。
アランデルさんの実店舗でワンドを見比べたり、
オンラインショップをのぞいて
今回ご紹介したような素敵なワンド作品をお買い求めになるのも、またよし。


posted by taiyonomajo at nice!(2)  コメント(0) 
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