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太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話 第2回 ヒマワリ [太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわる話]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2019年4月に発売した
「太陽と月の魔女カードwithフェニックス&ドラゴン」のカードのシンボルにまつわる
神話や伝説などをお話する新企画です。

               
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第2回目は太陽カードから、22・ヒマワリ。

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「真の愛を知った心は決して忘れることなく
同じ真の心を持って最後まで愛し続ける。
ちょうどあのヒマワリが日の出に向けたまなざしを
火の沈むまで彼に向け続けているように」
と歌った詩人がいます。
(ムア「アイルランドの歌」より)

いつも太陽に顔を向けているヒマワリの花を
ギリシア神話では、
太陽神アポロンと、水のニンフであるクリュティエーの物語として伝えています。

アポロンを好きで好きでたまらないクリュティエーでしたが、
アポロンはちっとも彼女の気持ちに応えてくれません。
クリュティエーは地べたに座り込んで、
ほかの物には全く目もくれず、
日の出とともに彼を見つめ、毎日の軌道を通って地平線から沈むまで、
ずっとその姿を見守り続けたのです。

こうしてクリュティエーは9日間というもの座り続けました。
食べ物も飲み物もとらず、ただ涙を流すだけ。
髪を振り乱したまま痩せ衰えた彼女の手足は
いつしか地に根を生やし、
その顔は花になってしまいました。
それがヒマワリの花なのだとか。

ヒマワリは今でもなお、クリュティエーの思いを持ち続け、
太陽に向かい続けているのです。

そんなヒマワリの花言葉は
「憧れ、崇拝、熱愛」です。


参考:「ギリシア・ローマ神話」トマス・ブルフィンチ著(角川文庫)

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