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魔女のハーブ 第34回 フィーバーフュー [魔女のハーブ]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第34回は、フィーバーフュー。

フィーバーフュー.jpg



西アジア、ヨーロッパ島南部が原産の多年草。
別名マトリカリア、和名はナツシロギク。
学名parthenium、つまり乙女という意味のラテン語に由来しています。
というのもその昔、
若い女性がなりやすいヒステリック症状を鎮める効果があると言われていたから。

フィーバーフューfeverfewという名は、
ラテン語のfegris(fever=熱)、fugare(to drive away=追い出す)という言葉を組み合わせたもの。
その名の通り、解熱によく効くそうです。
また強壮、のどの痛み、生理痛、関節痛、片頭痛などの治療や予防に用いられています。
さらに度数の強いアルコールに漬け、成分を抽出したチンキは
虫よけや、シミそばかす対策の化粧品として用いられるのだとか。

古代ギリシアの哲学者プルタークの著書には
学名であるpartheniumのそもそもの由来は、
パルテノン神殿から落下した労働者にこのハーブを使ったところ、
彼の命は助かった、という出来事からだとも。

愛らしい小さな白い花をたくさん咲かせるので、観賞用にもおすすめ。
ただし、子供、妊婦、キク科アレルギーの方、血液抗凝固剤を服用中の方は避けてくださいね。


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