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太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話 第6回 タンポポ [太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわる話]

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2019年4月に発売した
「太陽と月の魔女カードwithフェニックス&ドラゴン」のカードのシンボルにまつわる
神話や伝説などをご紹介しましょう。

               
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第4回目は太陽カードから、23タンポポ。

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「6月の半ばの金色の冑をつけた蜜蜂が
白百合の風そよぐテントの中で
(それは彼が征服したシュバリスなのだが)
夏らしい暖かな恍惚を感じるように、私もまたそれを
初めて深緑からおまえが黄色に花びらを咲かせたときに感じるのだ」

これは19世紀に活躍したアメリカの詩人J・R・ロウエルが書いた詩です。
ロウエルは、ギリシア・ローマ神話を題材に、あるいは引き合いにし、
たくさんの詩を書きました。

上記の( )内のシュバリスとは、イタリアの町の名前。
そしてシュバリスを征服した彼とは、
ミローンという有名な闘技者です。

いえ、そこは今回のお話に大切なことではありません。
上記の詩の最後のところ、
深緑色から黄色に花びらを咲かせたときに
夏らしい暖かな恍惚を感じる、という部分です。

タンポポは花開くまでは緑色のつぼみです。
そこから黄色い花びらが顔をのぞかせ、
しばらくすると鮮やかな黄色の花を咲かせます。
決して派手な花ではありません。
いえ、野生の、ありふれた、地味な花なのですが、
ロウエルはそこに暖かな恍惚を感じると言っているのです。

確かにタンポポはツンと澄ました花ではありません。
野生でありふれていて、地味な花だからこそ
そこにほっとする何かを見つけたのでしょう。
いかにもタンポポらしい詩だとは思いませんか。


参考:ギリシア・ローマ神話(トマス・ブルフィンチ)角川文庫


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