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太陽と月の神話219  太陽、月と娘を取り合う(ロシア・サーミ) [太陽と月の神話]

こんにちは。太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今日は、ロシアのサーミ人の間に伝わる太陽にまつわるお話をご紹介しましょう。

太陽とその許嫁の娘のお話です。
娘は魔物にいじめられていました。
それを見た太陽は娘を見染て、二人は結婚の約束をしたのです。

ところがそれを知った魔物は
娘をむしろに包んで船に乗せ、川に流してしまったのです。
それを助けたのが、オーロラ。
あの七色の美しい光を放つオーロラです。
娘を救い出して、天に上げてやりました。

天の世界で娘を見た月は、一目で彼女を気に入り、
結婚を申し込みました。
しかし娘には太陽という許嫁がいます。
そこで月は娘を自分の母親の家に閉じ込めてしまいました。
ところがその結果、太陽と月が同時に天にあらわれ、ケンカを始めたのです。
月の母親は、自分の息子が負けると考え、
娘を金星にしてしまいました。

というわけで、月は空を去るときに金星に会い、
太陽は空に昇るときに金星にあうようになったのだとか。


参考:「太陽と月と星の民話」三弥井書店


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