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太陽と月の神話 第215 回 シャマンの遺言 [太陽と月の神話]

月の魔女・小泉茉莉花です。

太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今日はロシアのエネツに伝わるお話。

大変力のあるシャマンがいました。
そのシャマンは、自らでかけていかなくても、自分の手袋や帽子を知人の家に送り届けて
病気を治すことができ、月や太陽に向かって願いをとなえて叶えることができた。
そして、シャマンはこう言い残して死んだ。
「わしの死後、この民族は増えて、大地に満つだろう。
わしは死んだら月に行って暮らす。
満月にはわしが太鼓をもっている姿がみえるだろう。
これからは月とかかわりなく生まれる子供はいなくなる」

それ以来、産婆はこういうのだ。
「この月が過ぎて次の月が出たら、子供が生まれる」と。

参考文献 世界の太陽と月と星の民話 外国民話研究会 三弥井書店 



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