太陽と月の神話 第120回 月へ行ったシャマン [太陽と月の神話]
月の魔女・小泉茉莉花です。
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
第120回目の今回は、ロシアの月へ行ったシャマンのお話です。
ひとりのシャマンが月へでかけました。
月は人間のお母さんです。
女性たちがいつ子供を産むのか、
大地がうまれたばかりの昔のこと、
そういうことを知るために、シャマンは月へでかけていきました。
みんなでシャマンの帰りを待ちましたが、待ちきれませんでした。
シャマンが月に着くと、月はあわてて自分の母親のところに飛んでいきました。
母親は「ここはシャマンのくるところではない。でも、来たからには帰してはならぬ。
おまえの夫にしなさい」と言いました。
月はシャマンのところに戻り、夫にしました。
それでシャマンは月にくっついてしまい、今でも月の上にシャマンの姿がみれるのだそう。
その頃人間には知恵がなく、何も知らなかったから、
シャマンがそういうことを知ろうとして月にでかけていったのです。
月がみえないときは、月は母親のところにいっているのです。
そのシャマンはこの土地の人間でした。
参考文献 世界の太陽と月と星の民話 三弥井書店
太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
第120回目の今回は、ロシアの月へ行ったシャマンのお話です。
ひとりのシャマンが月へでかけました。
月は人間のお母さんです。
女性たちがいつ子供を産むのか、
大地がうまれたばかりの昔のこと、
そういうことを知るために、シャマンは月へでかけていきました。
みんなでシャマンの帰りを待ちましたが、待ちきれませんでした。
シャマンが月に着くと、月はあわてて自分の母親のところに飛んでいきました。
母親は「ここはシャマンのくるところではない。でも、来たからには帰してはならぬ。
おまえの夫にしなさい」と言いました。
月はシャマンのところに戻り、夫にしました。
それでシャマンは月にくっついてしまい、今でも月の上にシャマンの姿がみれるのだそう。
その頃人間には知恵がなく、何も知らなかったから、
シャマンがそういうことを知ろうとして月にでかけていったのです。
月がみえないときは、月は母親のところにいっているのです。
そのシャマンはこの土地の人間でした。
参考文献 世界の太陽と月と星の民話 三弥井書店
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